OUT SIDE of INDIAN ARTIST : リディ・オズワル(Ridi)
スイスを拠点に活躍しているインド系アーティスト”Ridi”ことリディ・オズワル。
リディといえば、17歳のときにリリースしたファーストシングル「Top Guy」のMVが270万回以上再生され、世界的にも注目をあつめたアーティストである。
子どもの頃からジャズやクラシック、オペラなど多ジャンルの音楽に触れてきたこともあり、概念にとらわれないスタイルが特徴的で、アップテンポの中にポップはもちろん、ファンクやアップビートなどの要素に加え、インドのグルーヴィーなビートを見事に融合された楽曲の数々は、中毒性の塊。
リディのこれまでの楽曲は、どれもヨーロッパとインドポップの融合の成功例であり、それは「Guilty Feet」で改めて痛感させられるほどのクオリティに仕上がっている。
インド系というだけで、ステレオタイプな古典音楽のイメージが付いてしまっているのは、日本だけではなく、ヨーロッパにおいても同じであり、それを覆すために、インドの古典であるタブラやドーラックを逆に取り入れながら、グローバルサウンドに仕上げることで、インド音楽の固定概念を突き崩そうと奮闘してきたリディ。
そんなリディのなかにある自己愛(自分をリスペクトする心)や欲望などといった感情をテーマとしたのが「Guilty Feet」
インドとスイスだけではなく、アメリカ、イギリス、デンマークなどでも注目されるアーティストのひとりとして新曲を待ち望まれていたのだ。
そしてRidiはいじめ撲滅の活動家しても知られている。人種差別、アイデンティティ問題、ハラスメント、ネットいじめといった様々ないじめと、その後遺症の問題に取り組み、若者主導の世界初のいじめ防止プラットフォーム「Stop The B」を立ち上げた。2021年に開催されたユネスコ世界いじめ防止フォーラムで最年少の登壇者となった。