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マリ(Mali)2025年の「Dr.Dust」以来となるソロ曲として「Saviour Complex」をリリース

7月にヤング・ラジャ(Yung Raja)とのコラボ曲「forever」、8月にイージー・ワンダーリングス(Easy Wanderlings)との「Mellow」を発表したマリ(Mali)が、2025年の「Dr.Dust」以来となるソロ曲として「Saviour Complex」をリリース。ミュージックビデオのローンチを記念して、公開前にライブ配信も行われた。

「Saviour Complex」は、「誰かを救いたい」という一見ポジティブな感情の裏側に潜む、自己満足や依存、承認欲求を見つめた内省的なポップソングだ。誰かに必要とされたいから相手を助けるのだとすれば、それは本当に相手のためなのか――。タイトルにもなっている「救世主コンプレックス」を、人間関係における優しさとエゴの曖昧な境界として描いている。

マリは、ムンバイを拠点に活動するシンガーソングライター。アルバム『Caution to the Wind』などを通じて、英語圏のインディーポップ/シンガーソングライターの感覚と自然につながりながら、自身の不安や葛藤を繊細な言葉へ変換してきた。「Saviour Complex」でも、重いテーマを過剰にドラマティックにせず、柔らかなヴォーカルと洗練されたサウンドで包み込んでいる。

愛情と依存、献身と支配、優しさと自己満足は、ときに驚くほど近い。「Saviour Complex」は、そんな関係性の危うさを声高に訴えるのではなく、自分自身にも問いかけるように静かに掘り下げていく。柔らかな歌声とメランコリー、その裏側にある冷静な自己分析というマリの魅力が凝縮された一曲だ。

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