ルアー・ケーイ(Ruaa Kayy)日本独占インタビュー!!Part2

Q6)「Laiyaan」でアリジット・シンとコラボレーションされましたが、今後コラボしてみたいアーティストはいますか?

アリジット・シンとのコラボレーションは、まさに夢がかなった瞬間でした。

私はデリー出身なのですが、彼がデリーで公演するときは、一度も欠かさず観に行っていたほどのファンなんです。学校の重要な試験を翌日に控えていたときでさえ、彼のコンサートへ行きました。それくらい、彼と彼の音楽を愛しています。

だからこそ、実際に彼と仕事ができたことは本当に特別でした。しかも昨年の私の誕生日に、彼の故郷を訪れ、一緒にレコーディングを行うことができたんです。それは夢がかなったことに加え、さらに大きな喜びが重なったような経験でした。

ほかにも、コラボレーションしたいアーティストはたくさんいます。そのうちのひとりだったエド・シーランとは、すでに仕事をする機会に恵まれ、彼の楽曲の一曲にソングライターとして参加しました。

また、アリジット・シンも参加したマーティン・ギャリックスのEPにも携わっています。

今後は、ジャスティン・ビーバー、デュア・リパ、サブリナ・カーペンター、チャーリー・プースとコラボレーションしてみたいです。特にデュア・リパは大好きなアーティストですね。

さらに、パンジャービー音楽を代表するアーティストのひとりであるカラン・アウジラとも、ぜひ一緒に仕事をしてみたいと思っています。

ほかにも名前を挙げればきりがありませんが、彼らは特に、今後コラボレーションできることを楽しみにしているアーティストたちです。

また、日本のR&Bから影響を受けたアーティストのなかにも、コラボレーションしてみたい人が二人います。藤井風と、ちゃんみなです。

名前を正しく発音できているか分かりませんが、この二人とは、いつかぜひ一緒に音楽を作ってみたいと思っています。

Q7)今後の楽曲リリース予定について、公開可能な範囲で教えてください。

今後は、いくつかのインディペンデント作品をリリースする予定です。

そのひとつが、先日発表した「Hush Hush」です。そして次に控えているのが、パンジャブの結婚式をテーマにした楽曲です。ただし、伝統的なウェディング・ソングではなく、バイレ・ファンクを取り入れた作品になっています。タイトルは「Aisa Munda」で、私自身もリリースをとても楽しみにしています。

さらに、Kimeraというアーティストと制作した「Aida Nahi Hunda」という楽曲もあります。

そのほか、いくつかのボリウッド映画でも歌っていますが、現時点ではまだ詳しいことを明かせません。

これらのプロジェクトは、今後数か月のうちに順次発表される予定です。

Q8)日本に対してどんなイメージをもっていますか?また、行ってみたいと思いますか?

日本は、すでに私の「行きたい場所リスト」に入っています。本当に日本を訪れてみたいと思っていますし、おそらく来年には必ず実現させたいですね。

私にはカラン・カンチャンという友人がいます。彼自身も素晴らしいアーティストなのですが、以前から日本文化の魅力をとても熱心に語ってくれているんです。

なぜかは自分でも分からないのですが、日本のことを考えるたびに、自然と彼のことを思い浮かべます。それくらい、彼から日本について多くの話を聞いてきたのだと思います。

私は日本文化が大好きですし、日本食も大好きです。日本へ行って、本場のおいしい日本料理を味わってみたいと強く思っています。

もちろん、桜も見てみたいです。ぜひ桜の季節に日本を訪れたいですね。

日本の清潔さや、ミニマリズムの美意識、文化そのものにも惹かれています。以前、『IKIGAI』という本を読んだことがあるのですが、それ以来、ますます日本へ行ってみたいと思うようになりました。

そして、日本人アーティストともコラボレーションしてみたいです。私は日本の音楽が大好きですし、自分の音楽と組み合わせたときに、どのようなサウンドが生まれるのか、とても興味があります。

私が得意としているパンジャブ・ポップや、少しデシの雰囲気を持つ音楽と、日本の音楽を融合させたら、どのような作品になるのでしょうか。

きっと、とても楽しいコラボレーションになると思います。

Q9)日本のリスナーにむけて、何かメッセージをください。

日本のリスナーの皆さんには、まず「いつか直接お会いしたい」と伝えたいです。

私は日本文化が大好きで、日本の音楽や食にも強く惹かれています。いつか実際に日本を訪れ、その文化を自分自身で体験したいと思っています。

もちろん、私たちは互いの言葉を理解できないかもしれません。でも、それこそが音楽の素晴らしさではないでしょうか。音楽に国境はありません。

歌詞の意味が分からなくても、聴いて心地よいと感じたり、自分の心に響いたりするなら、それだけで十分です。それ以上に必要なものはないと思います。

私も日本の音楽について、もっと深く知りたいですし、日本語も少しずつ学んでみたいです。

インドと日本、二つの音楽の世界が交わったときに、どのようなものが生まれるのか。今からとても楽しみにしています。いつか、その融合を自分の手で実現できたらうれしいです。

きっと、とても楽しい経験になると思います。

Q10)すべてのアーティストや俳優、監督にも聞いている質問です。好きなインドのアーティストもしくは曲をいくつか教えてください。

好きなインド人アーティストは、本当にたくさんいます。

なかでも、プリータム・ダーダーとアリジット・シンは特別な存在です。また、スニディ・チャウハンも大好きで、歌手として心から尊敬しています。

カラン・アウジラの音楽もよく聴いています。いつか彼と一緒に楽曲を作ることが、私の大きな目標のひとつです。ほかにも、ディルジット・ドーサンジ、ジョニタ・ガンディ、ラシュミート・カウルが好きですね。とくにラシュミートが、異なるジャンルを自由に融合させるスタイルには惹かれます。

ジャグジート・シンには、個人的に強い思い入れがあります。幼い頃から彼のガザルを聴いて育ったからです。父もジャグジート・シンのガザルをとても上手に歌い、今でもよく歌っています。子どもの頃には私にも教えてくれたので、そこから多くのことを学びました。

そして、ヌスラト・サハブも欠かせません。彼をアーティストとして尊敬せずにはいられないと思います。

ボリウッド音楽も大好きです。ラタ・ジーやアシャ・ジーの楽曲からも、本当に多くのことを学んできました。

こうして挙げていくと、実際にはまだまだ長いリストになりますね。

ルアー・ケーイ(Ruaa Kayy)

シンガーソングライター兼作曲家、ヴォーカル・プロデューサー。本名はハルジョット・カウル(Harjot Kaur)。パンジャブのルーツを持ちながら、ポップ、R&B、映画音楽などジャンルを横断して活動している。『ブラフマーストラ』(2022)などの映画音楽制作に関わりながら、シンガーとしても映画や配信作品の楽曲に参加する一方、ソングライティングやヴォーカル・プロダクションなど制作面でもキャリアを築いてきた。近年はアリジット・シンをはじめ、インド音楽界を代表するアーティストが関わる作品に参加するなど、その活動領域を広げている。また、映画音楽だけに軸足を置くのではなく、インディペンデント・アーティストとしても作品を発表。パンジャブ音楽のバックグラウンドと現代的なポップ/R&Bの感覚を行き来しながら、自身のサウンドを模索している。歌手、作曲家、ヴォーカル・プロデューサーという複数の立場から、現在のインド音楽シーンを横断する新世代アーティストのひとりだ。

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