
グジャラート・フォークとポップスの融合!ドゥヴァーニ・バヌシャーリー(Dhvani Bhanushali) × キンジャール・デーヴ(Kinjal Dave)「Fundadi」
2010年代後半以降のI-POPの先駆者、ドゥヴァーニ・バヌシャーリー(Dhvani Bhanushali)が、グジャラート音楽シーンで絶大な人気を誇るシンガー、キンジャール・デーヴ(Kinjal Dave)とタッグを組んだ「Fundadi」をリリース。
ドゥヴァーニが展開するEP『FEELS』から、「Papa Hero Tum Mere」に続いて発表された楽曲で、父親への愛情をストレートに歌った前作から一転、今回は自身のルーツでもあるグジャラートの音楽文化へと踏み込んでいる。
楽曲の軸となっているのは、グジャラートを代表する伝統舞踊ガルバ。ナヴラトリの祝祭とも密接に結びついたガルバ特有の高揚感を生かしながら、現代的なポップ・プロダクションを大胆に組み合わせている。冒頭から耳に残る「Le pari le phundadi」というフレーズを反復し、ドールを中心とした躍動感のあるパーカッションが一気に楽曲を加速させる。そこへ厚みのある低音や電子的なサウンドを重ねることで、伝統的なガルバをそのまま再現するのではなく、現在のI-Popとして踊れるサウンドへとアップデートしているのが特徴だ。
そして本作の重要なポイントがキンジャールの参加である。グジャラートのフォークやガルバを背景にキャリアを築いてきたKinjalと、「Vaaste」をはじめ数々のヒットによってインドのデジタル世代を象徴するポップスターとなったドゥヴァーニ。異なるフィールドで活躍してきた二人が共演することで、グジャラートのローカルな音楽文化と全国規模のI-Popが自然につながっている。
ドゥバーニにとっても「Fundadi」は単なるフェスティバル・ソングではない。グジャラートに自身のルーツを持つ彼女が、その文化を懐古的に振り返るのではなく、現在進行形のポップとして外へ発信する楽曲でもある。伝統的なガルバの祝祭性を保ちながら、若いリスナーが楽しめるダンス・ポップへと再構築した、いわば2026年型の“ネオ・ガルバ”。Dhvaniのポップスターとしての現在地と、自身のルーツへの意識が鮮やかに交差した一曲!!


