
EPRがインド独立運動の革命家バガト・シンの生涯をヒップホップで描く!!
MTV「ハッスル」シーズン5もいよいよ大詰めとなっている、EPRと長年の盟友であるプロデューサー、GJストームがインド独立運動の革命家バガト・シン(Bhagat Singh)の生涯と思想をヒップホップで描いた楽曲「Inquilab Zindabad」をリリース!!
「Inquilab Zindabad」とは「革命万歳/革命よ永遠なれ」を意味し、もともとHasrat Mohaniが用いたスローガンを、バガト・シンらが1929年の中央立法議会爆弾事件などを通じて広く知らしめた言葉でもある。
EPRは以前から自身を社会の出来事を伝える「street reporter」と位置づけ、政治や社会問題を題材とする“Protest Poetry”を一貫して展開してきたラッパーだ。GJストームことクンタル・デー(Kuntal De)とは2018年にアディアコート(Adiacot)を立ち上げ、社会問題への意識を喚起する作品を継続的に制作してきた。「Inquilab Zindabad」もその延長線上にあり、歴史上の人物を単純に称えるというより、バガト・シンの物語をラップによって語り直す“音楽による歴史叙事詩”としての性格が強い。
サウンドを担うGJストームは、重々しいビートと緊張感のあるプロダクションによって、植民地支配下という時代の空気と革命へ向かう切迫感を演出。その上でEPRは、持ち味である情報量の多い高速ラップとスポークンワード的な語り口を行き来しながら物語を進めていく。二人は長年にわたり社会的・政治的テーマを扱っており、GJストームはEPRの『Protest Poetry』でもプロダクションを担ってきた。
題材となるバガト・シンは、イギリス植民地統治に抵抗した革命運動の中心人物の一人で、1931年3月23日に処刑された。「Inquilab Zindabad」はその後も彼のイメージと強く結びつき、インドの政治文化や大衆文化の中で繰り返し引用されてきた。
つまり本作は、単なる愛国歌というより、バガト・シンという歴史的人物をEPR流の“Protest Poetry”で再構築したコンシャス・ヒップホップとして聴くと興味深い部分が多い。歴史、社会批評、ラップというEPRの得意分野と、長年その言葉を音で支えてきたGJストームのプロダクションが真正面から噛み合った一曲だ。


