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『花嫁はどこへ?』公開記念!独占!キラン・ラオが選ぶインド音楽9選!!

「映画秘宝」の10月21日発売号でも紹介しているが、日本公開が10月4日と迫った『花嫁はどこへ?』

監督兼プロデューサーのキラン・ラオのインタビューが実現し、このサイトではお馴染み?(来日したインド系スターには今後も聞き続けるつもり)といっても、まだ『ポライト・ソサエティ』のプリヤ・カンサラにしか聞いていないが、キランにも「好きなインド音楽」について聞いてみたところ、いくつかあるので後でリストを送ると言われて、送られてきたのが、この9曲!!

A very diverse playlist, hope you enjoy it!“というコメントも書いてあって、嬉しいかぎりだ。

古典音楽が好きと言いつつも、最近気になっているアーティストもいる~と言っていただけに、かなバリエーション豊かな選曲となっている。

1)「Dance Music」>映画『Jawel Thief』(1967)より

インド映画の金字塔『炎』(1975)などの音楽を手掛け、今も和いアーティストからサンプリングされるほどのインド映画音楽の巨匠R.D.バーマンの父親S.D.バーマンによる、アショーク・クマール主演作『Jewel Thief』(1967)の楽曲「Dance Music」。

同作のサウンドトラックには、ラタ・マンゲシュカルやアシャ・ボスレなども参加しているが、こちらはスコアとなっておりバーマンの音楽の良さを改めて感じるものとなっている。

2)Enjoy Enjaami

『ジガルタンダ・ダブルX』(2023)など話題のタミル語映画にプレイバックシンガーとして参加しながら、非映画音楽シンガーとしての活動も行うディーが、同じく『インディアン2』や『ジャワーン』などの映画音楽と非映画音楽を行き来するラッパーのアリヴとのコラボによって、2021年にリリースされた楽曲。

古典ローカルとヒップホップ、ディーの味わい深い歌声とアリヴのドメスティックなラップが融合した、中毒性の高いサウンドとなっている。

3)「Jujubee」>映画『Jailer』(2023)より

ラジニカーント主演作『Jailer』(2023)の楽曲。

ディーがメインボーカル、コーラスと作曲はタミル語映画音楽界で大活躍中のアニルーダ・ラヴィチャンダルが務めた。

『Jailer』というと、タマンナーのダンスでもお馴染み「Kaavaalaa」は知られているが、こちらはダンスソングではなく、ハイテンポな楽曲。

ディーの特徴的な歌声は、古典はもちろん、ポップ、テクノ、ヒップホップなどなど、どんなジャンルとも相性が良いことがわかる一曲でもある。

4)「Big Dawges」

スーパーマリオラップでも話題になったことのあるハヌマンカインドが、今年リリースした世界的ヒットソング。今もYouTubeでは世界で人気のミュージックビデオ上位を維持している。

インドのヒップホップアーティストは、すでに世界中から注目されているが、インディーズや中間的なラッパーの存在にも触れられるフック的なきっかけを与えてくれた曲といっても過言ではない。

5)「Jhedar」

『愛しのモニカ』や『そして、見失ったものは』、アーリヤ・バット主演最新作『JIGRA』などの映画音楽を手掛け、7月には非映画曲の「Anjaane」をリリースするなど、シンガーとしても活躍するAchintと古典音楽アーティストのカーンブラザーズによる、2018年に実現したコラボ曲。

6)「Tu Jhoom」 Coke Studio S-14

様々なアーティストたちのコラボを実現させてきたコークスタジオから、インドでも活躍するパキスタンの古典音楽シンガーのナーシーボ・ラールと、同じくパキスタンの古典音楽シンガーのアビダ・パーヴィーンによる「Tu Jhoom

コークスタジオは、パキスタンバージョンもあるが、オリジナル版でもパキスタンやスリランカのアーティストたちがたびたび出演しており、古典と古典もあれば、現代音楽と古典など、様々なセッションを楽しむことができる。

7)Bedardi Raja (Grind Mix)

日本でも一時期配信されていたコメディ映画『デリー・ゲリー』(2011)からの楽曲。

キラン・ラオのプロデュース作品だ。

2010年代に入って意識したような作品が多くなった「ハングオーバー!」テイストなコメディ作品で、サウンドトラックには「Bhaag D.K.Bose,Aandhi Aayi」や「Jaa Chudail」など、パンクロックテイストの曲もあったのが印象的な作品だ。

音楽は『花嫁はどこへ?』でも音楽監督を務めたラーム・サンパトが担当しており、この曲は実妻でシンガーのソーナー・モハーパトラによる楽曲「Bedardi Raja」をハイテンポにリミックスしたバージョンとなっている。

8)Hosh Ha

カシミール音楽と西洋古典や現代ポップなどのフュージョンとしても知られるムハンマド・ムニームによるアリフの楽曲。

短編映画のようなミュージックビデオで話題となった楽曲ではあるが、テーマは”生命のサイクル、死とは何か”についての歌詞も印象的な楽曲だ。

9)Rang Sari Gulabi Chunariya

ヒンドゥスターニーの古典シンガーShobha Gurtuによる代表的な楽曲。

惜しくも2004年に亡くなっているが、今も多くのアーティストがサンプリングするほどの巨匠中の巨匠だ。

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