
日本メディア独占取材!アヌシュカ・センの選ぶ”おすすめインド音楽”
現在、日本とインドを繋ぐプロジェクトを遂行中で、その一環として様々なアーティストとインタビューを重ねており、「NEXT InDoor」用では、あまり聞けない、インドのアーティストたちによる”好きなインド音楽”を紹介していこう。
詳細については、まだ公表できないが、日本メディア独占取材となるアーティストたちのインタビューの実態は、そのときに公開される。
今回はアヌシュカ・セン(Anushka Sen)に直接聞いた”好きなインド音楽(アーティスト)”
■Ritviz
プネー出身のシンガーソングライターであり、エレクトロニカのアーティストとしても知られている。
AIBとヌクレヤが主催する「Bacardi House Party Sessions 2017」で存在感を示し、優勝したことで一躍有名に。
「ミスマッチな関係!?」やマーベルドラマ「ミズ・マーベル」の音楽にも参加している。
■Rebel
アングラ・ラップ界で注目を集め、徐々に頭角を現してきたZ世代ラッパー。
『8 Mile』(2002)を観て、ラッパーになるスイッチが入ったこともあり、エミネム、ビギー、アンドレ3000から大きな影響を受けている。
超絶ヒットとなったマラヤーラム語映画『Lokah Chapter 1: Chandra』(2025)の作中曲でジョティー・ヌーラン(Jyoti Nooran)とのセッション「Thani Lokah Murakkaari」が話題になり、さらに追い打ちをかけるように『ドゥランダル作戦』(2025)の楽曲にも抜擢される。
当初は1曲のみ参加する予定だったのが、複数の楽曲に参加が決まり、サウンドトラックはレベルのラップソングに支配された。そして続編となる『Dhurandhar The Revenge』(2026)の楽曲にも複数参加している。
「ドゥランダル」の成功にはレベルの音楽力も機能している。今やELLEやローリングストーンもこぞって特集を組むなど、世界が注目する若手フィメールラッパーとして君臨!
■Sunidhi Chauhan all songs
2000年代以降のインド音楽界をけん引するトップ女性シンガーのひとり。
1995年にインド政府による国営放送局主催のオーディション番組「」(インド初のオーディション番組)で、ラタ・マンゲシュカルやマンナ・デイといったレジェンドたちに認められ、優勝したことがきっかけで、映画音楽に参加することになる。
映画からは独立した音楽活動も行っていたが、あまり良い結果が出ず、プレイバックシンガーとしての道を突き進むが、近年になって、再びシンガーとしても注目されるようになる。
スニディのシンガーの道は、まだこれから始まったばかりだっ!!
■Arijit Singh, all songs
2023年のSpotifyアーティストフォロワー数が、エド・シーラン、テイラー・スウィフトに次いで世界第3位!
イギリスのオーディション番組「フェイムアカデミー」のインド版「フェイムグルクラ」に出場したことをきっかけに知られるようになったアリジット。「フェイムグルクラ」では惜しくも6位に留まったものの、別のオーディション番組「10 Ke 10 Le Gaye Dil」では見事優勝を勝ち取り、本格的な音楽活動をスタートさせた。
しかし、当初は歌手というよりも音楽プロデューサーや作曲家としての活動が多く、名プロデューサープリータムと共に映画音楽をいくつか手掛け、そのなかでバックコーラスなどとして参加してきた。
そしてイムラン・ハシュミ主演映画『Murder 2』(2011)の作中歌「Phir Mohabbat」でボリウッドのプレイバックシンガーとしてデビューを果たし、同年公開の『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』の「Raadta」で幅広く認知されるようになっていく。
さらに翌年には『ゴールド・プレイヤーズ』や『バルフィ! 人生に唄えば』といったプリータムが音楽を手掛けた作品の楽曲にプレイバックシンガーとして参加するようになったことと、バーブラ・ストライサンド主演の1976版『スター誕生』を下敷きとしたヒンディー語映画『愛するがゆえに』の作中曲「Tum Hi Ho」でフィルムフェア賞やZEEシネアワードなど多くの映画賞に置いて最優秀男性プレイバックシンガー賞を受賞したことでより一般的に知られるようになる。
何よりアリジットの甘い歌声はラブシーンによく合うと話題となり、次々とラブソングのオファーが絶えなかったことから、ラブソングといえばアリジットという印象が付き始め、「ラブソングの帝王」として、2010年代前半から現在にかけてインド映画音楽業界に多大な影響を与え続けている。
とくに「ラブソングの帝王」として印象づけたのは、「キング・オブ・ボリウッド」ことシャー・ルク・カーン主演作では欠かすことができないアーティストであったことも要因として大きい。
『JAWAN』(2023)の「Chaleya」や『勇者は再び巡り会う』(2016)の「Janam Janam」は、作品を支えている曲と言っても過言ではないほど、アリジットの曲はシャー・ルク主演映画のなかでも大きな存在感を放つ。
■Shilpa Rao
大学卒業後、シンガーソングライターとして活躍していたが『Anwar』の「Tose Naina」でプレイバックシンガーとしてデビューを果たし、今ではボリウッドを代表するシンガーのひとりとなっている。
『バンバン!』の「Meherbaan」や『WAR ウォー!!』の「Ghungroo」など、シッダールト・アーナンド作品では欠かせないアーティストのひとりだ。
またラジニカーント主演『Jailer』のなかで、タマンナー(『ジー・カルダ ~絡み合う7人の友情~』『プランA、プランB』)が登場シーンで使用されている「Kaavaalaa」やシャー・ルク・カーンとアトリがタッグを組んだヒンディー&タミルMIXな新作『Jawan』の「Chaleya」の女性パートボーカル務めるなど、ボリウッドだけに留まらず南インド作品でも活躍の場を広げている。
■OAFF
インド映画音楽界に彗星のごとく現れたユニットだ。
ディーピカー・パードゥコーン主演作『Gehraiyaan』で初めてインド映画の曲を担当し、いきなりアルバムが2億5000回以上もストリーミングされた、プロデューサーのOAFFとボーカル兼共同プロデューサーのサヴェーラー。基本的には2人で、女性ボーカルが必要な際にはゲストアーティストをもう一人加えるというスタイルで活動している。
2010年代からアーティストとして活動していたが、映画音楽市場に参戦したのは2022年と、まだ最近のこと。
いわゆるボリウッドらしくない、ポップでありながらも繊細な心情を表すリズムが多くの若者たちの心を掴み、人間ドラマを主体とした作品ではその質を何倍にも向上させる。
Netflix映画『そして、見失ったのは』の音楽を手掛けたことでも注目された。
ほかにもドラマ「フェイム・ゲーム:ある女優の秘密」やインド映画としては珍しくマルタ共和国でロケを行った『Starfish』など、現代的なテーマとしている映画やドラマの曲のオファーが殺到。
またそれは映画やドラマ業界が彼らが生み出す繊細な音楽を求めたからであり、今後も需要は増していくだろう。
【アヌシュカ・セン(Anushka Sen)】
“インドのジャンヌ・ダルク”と称えられた王妃ラクシュミー・バーイーを全111中110話にわたって演じたドラマ『マニカルニカ~剣をとった王妃~』(2019年)で一躍有名になったアヌシュカ。『Am I Next』(2023年)では、実際の事件をモデルに、強姦によって妊娠してしまった少女が法律で中絶ができないことに抗議する主人公を演じ、高く評価された。さらにAmazonプライムドラマ『ディル・ドスティ ~夏休みのジレンマ~』(2024年~)では、インドの保守的概念を現代女子の視点から突き崩すアスマラ役は、同じ境遇のZ世代から大きな共感を得た。インフルエンサーとしても影響力があり、Instagramを通して韓国カルチャーを積極的に発信。韓国観光公社の広報大使も務めており、インドにおける韓流ブーム最大の貢献者。韓国映画デビュー作となるイ・ジョンソプ監督最新作の『Asia』では、インド代表として、フランスの名女優イザベル・ユペールやキム・ミニらと共に参加した。2025年11月に、レディ・ガガやテイラー・スウィフト、カニエ・ウェスト、エミネムなどの楽曲やアルバムを手掛けてきたケン・ルイスのプロデュースよって、「Chameleon」で念願の歌手デビューを果たし、2026年5月にはセカンドシングル「Owl & the Bee」もリリースした。

