
『Dhurandhar The Revenge』サウンドトラックがグラミー賞9枠へのエントリー!シャーシュワト・サチデーヴが手掛けるインド映画音楽の新たな挑戦
インド映画『Dhurandhar The Revenge』のサウンドトラックが、グラミー賞の複数部門へのエントリーをアピールしている。音楽を手掛けたのは、インドの作曲家・音楽プロデューサー、そして「NEXT InDoor」で日本独占インタビューを行った、シャーシュワト・サチデーヴ(Shashwat Sachdev)。映画のオリジナル・サウンドトラックをはじめ、収録楽曲を対象に、計9枠にわたるエントリーを紹介するキャンペーンが展開されている。
今回のキャンペーンで注目されるのは、インド映画音楽を単なる映画の付随物としてではなく、グローバル・ミュージック、ポップス、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックなど、幅広いジャンルの作品として国際的に評価してもらおうとする姿勢だ。
映画全体のサウンドトラックは「最優秀映像作品向けコンピレーション・サウンドトラック」部門、アリジット・シン(Arijit Singh)が歌う「Phir Se」は「最優秀映像作品向け楽曲」部門へのエントリー作品として紹介されている。
さらに、ヌスラト・ファテ・アリー・ハーン(Nusrat Fateh Ali Khan)の楽曲を再構築した「Jaan Se Guzarte Hain」と、ジュビン・ノーティヤル(Jubin Nautiyal)が参加する「Kanhaiyya」は、「最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス」部門に位置づけられている。
パンジャブ音楽と現代的なポップスを融合させた「Aari Aari」には、ボンベイ・ロッカーズ(Bombay Rockers)、ジャスミン・サンドラス(Jasmine Sandlas)、レベル(Reble)、米国のラッパー、トークン(Token)らが参加。同曲は「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門へのエントリー作品として紹介されている。
また、クイーン・ハービー(Qveen Herby)が参加し、過去のヒンディー映画音楽を現代的に再構築した「Hum Pyaar Karne Wale」は「最優秀リミックス・レコーディング」部門、ジョティー・ヌーラン(Jyoti Nooran)、ジャスミン・サンドラス、レベルが参加した「Vaari Jaavan」は「最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング」部門に位置づけられている。
ヒップホップとスーフィー音楽を融合させた「Destiny – Mann Atkeya」は「最優秀ラップ・パフォーマンス」部門、ジャスミン・サンドラスとサティンダー・サルタージ(Satinder Sartaaj)による「Jaiye Sajana」は「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門へのエントリー作品として紹介されている。
インド映画音楽は長年、映画の物語やスター俳優の人気と密接に結びつきながら発展してきた。しかし、近年ではストリーミング・サービスの普及や国際的なコラボレーションの増加によって、映画から独立した楽曲としても海外のリスナーに届く機会が広がっている。
今回のキャンペーンは、そうした変化を象徴する取り組みといえるだろう。とりわけ、パンジャブ音楽やスーフィー音楽といった南アジア固有の音楽文化を、現代的なヒップホップやエレクトロニック・ミュージックと組み合わせ、複数のジャンル別部門で評価を求めている点は興味深い。
なお、グラミー賞におけるエントリーは正式なノミネートとは異なる。今後、これらの作品が実際に候補作として選出されるのか、そしてインド映画音楽が国際的な音楽賞でどのような評価を獲得するのか、注目したい!!

■エントリー8部門・9枠
最優秀映像作品向けコンピレーション・サウンドトラック :『Dhurandhar The Revenge』
最優秀映像作品向け楽曲「Phir Se」
最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス「Jaan Se Guzarte Hain」
最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス「Kanhaiyya」
最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス「Aari Aari」
最優秀リミックス・レコーディング「Hum Pyaar Karne Wale」
最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング「Vaari Jaavan」
最優秀ラップ・パフォーマンス「Destiny – Mann Atkeya」
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス「Jaiye Sajana」




