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インド系オーストラリアシンガーのプレマンジャリ(Premanjali)が宗教歌を大胆に再解釈!!

オーストラリア出身のデヴォーショナル・シンガー、プレマンジャリ(Premanjali)が「I’m Not Afraid – Bhaja Hu Re Mana」をリリース!!

古くから歌い継がれてきたヒンドゥー教の宗教歌(バジャン)を、現代的なポップスやアンビエント・ミュージックの感覚で再構築した作品であり、ヨガや瞑想、マントラ音楽を愛好する世界中のリスナーから支持を集めている。

本作のもとになっている「Bhaja Hu Re Mana」は、16世紀のベンガル地方で活躍したヴァイシュナヴァ派の詩人ゴーヴィンダ・ダーサ・カヴィラージャ(Govinda Dasa Kaviraja)が作詞した、バクティ(神への献身)を象徴する名高いバジャンである。現在でも国際クリシュナ意識協会(ISKCON)をはじめ、多くの寺院やキールタンの集まりで歌われ続けている代表的な聖歌の一つとして知られる。

タイトルの「Bhaja Hu Re Mana」は、「おお我が心よ、神を讃えなさい」「心よ、クリシュナへの献身に身を委ねなさい」といった意味を持つ。「Bhaja」は「礼拝する」「敬愛する」、「Mana」は「心」や「精神」を意味し、人間の内面に直接語りかける表現となっている。

一方、プレマンジャリ版で付けられた英語タイトル「I’m Not Afraid(私は恐れない)」は、原曲の歌詞に登場する「abhaya-caraṇāravinda(恐れを取り除く蓮華の御足)」という一節に由来していると考えられる。バクティ思想では、神への献身によって人は恐怖や不安から解放されると説かれており、この英語タイトルは、その教えを現代のリスナーにも分かりやすく伝えるためのメッセージとなっている。

歌詞では、人間として生まれたことの尊さと人生の儚さが繰り返し歌われる。富や若さ、地位、家族といった世俗的なものは永遠ではなく、人生は蓮の葉の上に浮かぶ一滴の水のようにいつ失われてもおかしくない。その限られた人生を意味あるものにするためには、聖者と交流し、神の名を唱え、献身の道を歩むことこそが重要であるという、バクティ運動の中心思想が込められている。

プレマンジャリは、この伝統的な歌を現代の音楽として見事に蘇らせた。従来のバジャンではハルモニウムやムリダンガ、カルタールなどの民族楽器を中心に演奏されることが多いが、本作ではアコースティック・ギターや穏やかなシンセサイザー、透明感のあるボーカルを取り入れ、シンプルで洗練されたサウンドに仕上げている。そのため宗教音楽という枠を超え、フォーク、アンビエント、ニューエイジ、ヒーリング・ミュージックとしても自然に楽しめる作品となっている。

近年、ヨガやマインドフルネスの広がりとともに、インドの伝統的なマントラやキールタンは世界中で再評価されている。欧米ではデーヴァ・プレマールやクリシュナ・ダースなどがこのジャンルを牽引してきたが、プレマンジャリもまた、現代的な感性を取り入れながらバクティ音楽の魅力を伝える新世代アーティストの一人といえるだろう。

「I’m Not Afraid – Bhaja Hu Re Mana」は、単なる宗教歌のカヴァーではない。500年以上歌い継がれてきた祈りを現代のサウンドで包み込み、「恐れではなく信頼を」「執着ではなく献身を」という普遍的なメッセージを、宗教や文化の違いを超えて届ける作品である。伝統と現代、東洋と西洋、精神性とポップミュージックを自然につないだ一曲として、これからも多くの人々の心に静かな安らぎをもたらしていくに違いない。

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