インドの代表的オーディション番組「スーパーシンガー」は、今年でシーズン10をむかえた。
2006年からスタートした番組であり、間に休止期間などがありながらも継続してきた人気番組。
近年では、テルグ語版とベンガル語版も制作された。
シーズン10は、2023年9月26日にタミル・ナードゥ州の主要都市で行われ、4人の審査員によって最終選考に残り、適格と判断された25人の出場者が決定。
シーズン10は、男性11人、女性14人といった割合となった。
視聴者たちが投票して優勝を決める「アメリカン・アイドル」方式である。「アメリカン・アイドル」のインド版「インディアン・アイドル」も存在しているが、システムは似ているが、そこからアーティストデビューするというよりは、賞金をもらって生活を立て直したり夢に投資したりしたい出場者が多いのが特徴的。
ちなみに優勝者にはマンションの部屋が贈呈される。
また今シーズンは、マ・カ・パ・アナンドとプリヤンカ・デシュパンデが司会者として復帰した記念すべきシーズンでもある。
審査員には、音楽作曲家のショーン・ロルダンと、シーズン1から連続参加のアヌラダ・スリラム、シーズン4から加わったマノ、スジャータ・モハンの3人のベテランプレイバックシンガーが参加。
そして『ジガルタンダ』や『俺だって極道さ』などの多くのタミル語映画に参加するショーン・ロルダンが新たに加わった。
そんな「スーパーシンガー」シーズン10のグランドフィナーレライブが6月23日に行われ、見事に優勝を勝ち取ったのは……
ジョン・ジェローム!!
ジェロームの父親はオーケストラであり、比較的音楽に恵まれた環境ではあったが、貧しい家庭環境であったジョンが優勝を手にしたことで大きな感動をよんだ。
そして準優勝はジーヴィサ、トップ3にはヴァイシュナヴィが選ばれた。
