インドにおけるフィメールラッパーの代表的存在、第一世代というならラジャ・クマリとDeeMCは、まずはじめに名前の出るアーティストだが、アメリカからの逆輸入アーティストのラジャとは違い、もともとインドを拠点に活躍していたという点では、いろんな意味で元祖的な存在かもしれない。
まだまだラップ、とくに女性がラップをすることに関しては消極的な意見が多かった頃から、『URI/サージカル・ストライク』(2019)や「ミスマッチな関係!?」といった作品に参加したことで、フィメールラッパーも映画やドラマのサウンドトラックに参加できるという基盤を作ったともいえる。
ネイジーとディヴァインをモデルにした映画『ガリーボーイ』でも本人役で出演しているが、近年はMTV「ハッスル」のチームリーダーとしても知られており、ファッションセンスや適格なアドバイスにも注目が集まっている。
2019年には、アルバム「Dee=MC2」をリリース。
2024年には“フリップサイド”のスティーヴ・ナイトとのコラボも予定されている。
