アーティスト紹介:ナイシャ
インド人の父とルーツが混在する母の間に生まれたナイシャは、遊牧民としてさまざまな場所で育ったことで、広い視野で物事を捉えることができる、つまり多様性を持ったアーティストであり、モデルとしても活躍するナイシャ。
ナイシャは15歳で高校を卒業し、19歳になる前に英文学の学位を取得して大学を卒業した才女でもありながら、彼女は16歳からモデルとしても活躍していたことで、音楽アーティストの経験はまだ浅いが、スーパーモデルとして彼女を知っているという人は少なくない。
ナイシャは演技についても興味があり、ニューヨークのリー・ストラスバーグ映画劇場でメソッド演技とミュージカルを精力的に学んだことで、その繊細さが曲にも大きく影響しているように感じられる。
ナイシャの曲の音楽性、インド音楽の一択ではなく、ローリン・ヒルやアリーヤ、ニーナ・シモン、リル・キム、ボブ・マーリーといった海外アーティストの影響を強く受けていることもあり、R&B、ユーロビート、ディスコ、ファンク・ヒップホップをミックスした独自性のあるものだ。
一方で『Sudhakar’s Story』という短編ドキュメンタリーも制作しており、世界から差別をなくそうとする活動家としての一面もある。
2022年3月には、ラッパーのディーノ・ジェームスのミュージック・ビデオ「Lost」に出演するなど、インドのアーティストとも積極的にコラボしており、DESI TRILLのファーストアルバム「Brown is Everywhere」にも参加している。